このブログでは初登場になる私の飼育しているアンタエウスの幼虫の記事です。
インドのシッキム州産のインドアンタエウス(Dorcus antaeus antaeus)になります。


本来アンタエウスは根食いをするのでオオヒラタケ系の菌糸であれば最低でも2度食いはできるはずなのですが、すでにこのように皆上に食い上がってきていました。
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分かりにくいですがプラケースの菌糸ビンを内側から齧った跡が見られます。
このケースを齧る行為は日本のオオクワガタにも見られますが、アンタエウスの方が顕著に見られる気がしますね。
オオヒラタの仲間だと固いプラケースに穴を空けてしまう強者もいます。
クワガタの幼虫は自然界では材の中にいることが多いので、固い物を齧るのが好きなようです。
他の原因としては、菌糸ビン内の環境が気に食わず外に出たがっている場合です。
ビンの中が狭い、菌糸が劣化している、水分量が不適切である、等々いろいろな理由があると思いますが、一番は温度だと思います。
温度が低い場合、幼虫は不活性状態になりあまり動かなくなるので、温度に問題があるとすれば暑過ぎる、ということでしょう。
今年の夏は猛暑だったためアンタエウスの幼虫にとって過ごしにくい気温であり、そのせいでビンの齧りが多くなったという可能性は十分考えられます。






アンタエウスは日本オオクワ(Dorcus hopei binodulosus)よりもかなり大食いなため、早く菌糸ビン交換を行う必要があります。もしくは、始めから大き目の菌糸ビンに投入するのもアリですね。
大型個体を作出しようとするとかなりの量の菌糸マットを消費するのでとにかくお金が掛かるオオクワガタです。
しかし、グランディスオオクワガタや同じDorcus属の大型種パラワンヒラタやスマトラヒラタと比較すると消費するエサの量は普通くらいなので、むしろ日本オオクワやホペイオオクワが幼虫時代のエサの消費が少なく効率よく消化吸収を行っている、と言った方が正しいのかもしれません。
羽化した成虫が同じサイズだったとしても、日本オオクワやホペイは明らかに食べている量が少なく、また幼虫時代の体重も軽いです。
幼虫時代の体重が軽いということは、消化吸収能力に優れているのでなく、還元率が高いといった方が正確かもしれませんね。


掘り出した幼虫(♀13g)です。
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体色がかなり黄色っぽくなっていますね。この幼虫は自己ブリード産ではなく人から譲ってもらったものなのですが、この時期で既に3齢後期になっているということは、大型個体は見込めなさそうです。孵化した時期は聞いていないのですが、恐らく今年の3月あたりではないかと思われます。
では、今回はこのへんで。






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