以前にこのブログで常温飼育下でのブリードスケジュールを書いたことがありますが、
今回は、飼育スペースや経済的に余裕があり、かつ大型の個体を作出したい人へ向けて、
大型オオクワガタ作出のための完全温度管理下でのブリードスケジュールを書いてみました
自分の経験はもちろん、様々な方の飼育記録を熟読し、作成したスケジュールになります。
ワインセラー等の冷温庫を導入し、細かい温度調整が可能な方は是非、参考にしてみて下さい。



完全温度管理下でのブリードスケジュール



2月上旬 温度を上げ、親虫を活動状態にする。

2月下旬~3月上旬 ペアリング

3月中旬 メスの産卵セット投入

4月上旬 産卵セットからメスの取出

5月中旬 割出&菌糸ビン投入(1本目)

間3ヶ月半。

9月上旬 雌雄の判別&菌糸ビンの交換(2本目)

間3ヶ月半。

12月下旬 オスの幼虫のみ菌糸ビンの交換(3本目)

1月上旬~中旬 メスの幼虫をマット飼育へ切換

間2ヶ月~2ヶ月半。

3月上旬~中旬 オスの幼虫をマット飼育へ切換

3月下旬~6月 オスの蛹化~羽化


にほんブログ村クワガタカテゴリでランキング10位以内目指してます(現在43位)
クリックで応援よろしくお願いします

にほんブログ村 その他ペットブログ クワガタへ
にほんブログ村

2月からブリードを開始すれば、冷温庫の機材トラブルにも対応しやすい



今回は大型個体作出のための完全温度管理下での国産オオクワガタのブリードスケジュール表を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

冷温庫で温度管理を行う場合、実際の季節は全く関係がなくなるので、加温すればこのように真冬である2月からペアリングをさせることが可能です。尤もペアリングを2月に固定する必要もなく、もっと早い12月や1月でも全く構いません。
自分がなぜ2月をスケジュールの開始月にしたのかというと、2月にペアリングを行い5月中旬に幼虫の割出を行うことで、もし機材トラブルが起こった場合でもこのスケジュール通りにブリードを行える可能性が高いからです。
その理由は、幼虫~羽化期間の冷温庫内の温度と室内の温度の差の小ささにあります。
例えば、幼虫を1本目の菌糸ビンに投入してすぐの6月あたりに冷温個が故障してしまったとします。しかし、6月の月最低気温~月最高気温は20~24℃あたり、育ち盛りの2令幼虫を飼育するには高すぎず低すぎず最適な温度帯です。
仮に冷温個の修理に1カ月かかってしまった場合でも、予定表を書き換えることなくブリードを進行させることができるでしょう。
スケジュールを見てもらえば分かると思いますが、2月~4月中旬のペアリング~産卵の間さえ、保温するこができれば、後は最悪常温でも飼育することができるようになっています。

そして、もう一つの理由は、常温飼育下でのペアリングが可能となる4月中旬~下旬から2ヶ月早くずらすことで、常温飼育と温度管理飼育を同時に行えば、ほぼ毎月オオクワガタのブリード作業が行えるからです。産卵木の割出や菌糸ビンを交換する際の幼虫の体重測定などが楽しくて仕方ない自分のような人間にとってはとても充実した一年が過ごせるかと思います。

今回、オスのブリードに関しては3本の菌糸ビンを使用し、羽化前にマット飼育に切り替える方法を採用しています。この最後の交換が非常に面倒臭く、換えるタイミングを間違えたり、幼虫にストレスを与えすぎてしまうと、早期羽化や暴れの原因となり、最終的に成虫のサイズが小さくなってしまう危険性がありますが、羽化不全を起こしにくいという大きなメリットがあります。

自分が幼虫が前蛹になる直前のタイミングでマット飼育に切り換えるようにしている理由と、詳しい温度調整についてはまた今度書いていきたいと思います。
では、今回はこのへんで。